2014年9月7日日曜日

■古いMacbook(Late 2009, Marvericks 10.9.3)にCUDA 6.5を入れてみた


古いMacbookはGeForceモバイルGPUが乗っていたことが多く、今回取り上げるMacbook late 2009モデルもそのひとつです。

 Core2Duo世代なため、だいぶふるいものになりますが、搭載されているGeForce 9400M(VRAM 256MB)はCUDAコア16基 CUDA Capability 1.1なGPUです。これは使えると、とりあえず現在の最新版であるCUDA 6.5をインストールしてみました。

●用意したもの
(1)XCode最新版(App Storeからインストール)
(2)CUDA6.5(https://developer.nvidia.com/cuda-downloads)
(3)Getting Startガイド(http://docs.nvidia.com/cuda/pdf/CUDA_Getting_Started_Mac.pdf)

●インストール方法
(1)とりあえずXCodeはインストール完了させておく
(2)CUDAのインストールファイル(今回はcuda_6.5.14_mac64.pkgでした)
 をマウントしてインストール開始してみる

(3)そのままインストールする。

(4)インストールするファイルはDriver/Toolkit/Samplesの全てを入れてみる

(5)インストール完了するまで待つ
(6)インストール完了したら、インストールしたCUDAのパスを環境変数に追加して
  端末上でnvccを呼べるようにする
  
    $ vi ~/.bash_profile
     
    [/bash_profileの中身]
  export PATH=/Developer/NVIDIA/CUDA-6.5/bin:$PATH
  export DYLD_LIBRARY_PATH=/Developer/NVIDIA/CUDA-6.5/lib:$DYLD_LIBRARY_PATH


(7)中身を反映してみる
     $ source ~/.bash_profile

(8)パスが通っているか、端末で確認してみる。下記のような情報が
  出てれば多分大丈夫。

     $ nvcc -V

  nvcc: NVIDIA (R) Cuda compiler driver
  Copyright (c) 2005-2014 NVIDIA Corporation
  Built on Thu_Jul_17_19:13:24_CDT_2014
  Cuda compilation tools, release 6.5, V6.5.12


(9)Sampleフォルダに移って、makeしてみる。今回はシミュレータのparticlesを
 実行してみたい。

  $ cd cd /Developer/NVIDIA/CUDA-6.5/samples/5_Simulations/particles/
  $ make

(10)makeがエラー無く通ったら、実行ファイルは下記に保存されるので移動して
  起動してみる

     $ cd /Developer/NVIDIA/CUDA-6.5/samples/bin/x86_64/darwin/release

(11) ちょっと遅いが、何とか動作した





●これで遊べそう
つーわけで、なんとか古いMacbookでも最新版のCUDA 6.5をインストール/動作させる事が出来ました。最近のMacbook Airで動作させればもちっと速いのでしょうが、intel内蔵グラフィックなのでCUDAを動作させる事が出来ませんね、残念。ちょい前のやつだと320Mを搭載してたりなど、そっちでの需要はあるかもですね。

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